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【芸術】

天才でも反逆者でもない

2020年9月20日。横浜駅東口前にあるアソビルへ行った。同施設でバンクシー展がひらかれていたからだ。たびたび日本のニュースで取りざたされるバンクシーとは、どんな人なのか。もしかすると、作品を見ればわかるかもしれないと思ったのである。

しかし、残念なことにバンクシーが何者なのか、私には理解できなかった。正しくは”彼は何者になろうとしているのか分からなかった”と表現すべきか。

アート界の異端児、バンクシーっていったいどんな人?

https://www.harpersbazaar.com/jp/lifestyle/art-stage/g31462313/who-is- banksy-200313-hns/

匿名の美術家・バンクシーとは? ストリートアートなどの作品を紹介&展覧会の開催情報も

https://www.fashion-press.net/news/58709

今は便利な世の中だから、検索すればなんでも出てくる。”正体不明”と言われているバンクシーのことでさえ、リサーチすれば分かってしまうのだ。

ただ、膨大な情報のどこまでが「真実」なのかが分からない。

多くのメディアはページビューを獲得しようと躍起になっている。ゆえにウソを書いたり、話を盛ったりしている部分もあると思う。

私は彼に聞いてみたいことがいくつもある。

切り刻まれたバンクシー作品「少女と風船」、落札女性が所持続けると表明

https://www.bbc.com/japanese/45832912

『風船と少女』がシュレッダーにかけられて、『愛はごみ箱の中に』というひどい名前になりましたが、どう思いましたか?

とか、

日本にバンクシーのような才能が出てこない訳

https://toyokeizai.net/articles/-/327769

謎多きバンクシーの世界観を体験。彼は天才? 反逆者?!

https://www.asahi.com/and_w/20200615/1313825/

“天才”だの”反逆者”だの、勝手にレッテルを貼り付けられていますが、どう思っていますか?

とか、いろいろ質問の内容を考えたり。意外に作者はすべてを見こしてアクションしているのかもしれないな、と思ったり。

美術品の横に飾ってある解説を読めば、どんな絵であるかは分かる。しかし”バンクシーが言いたいことは、本当にそれだけ?”と深読みしてしまう。

“誰かが世界をより良い場所にしようと願う以上に、危険なことはない”(筆者の感覚で訳しています)

個人的には絵画や映像作品よりも、この言葉がいちばん胸に刺さった。

バンクシーの絵には政治的なメッセージがふくまれている。そのように解説する専門家がいるのは、このような文章を書き残しているからなのだろうか。

完全なる主観だが、バンクシーが何者なのかを決めるのにあたり「天才」と「反逆者」の2つにしぼるのは難しいと思う。

神格化されるのはナンセンスだし、かといってアートを用いたテロリストだなんて過激な表現もしっくりこない。

バンクシー展に行ってしばらく経過したが、いまだにモヤモヤしている。

コロナ禍で延期「バンクシーって誰?展」は来年8月開催 寺田倉庫G1ビル(東京)

https://artexhibition.jp/topics/news/20201002-AEJ302896/

アソビルで開催されていたバンクシー展は、すでに終了している。しかし来年の夏に東京で新たな展示が開催されるため、気になった人はぜひ行かれてみてはいかがだろうか。

※写真撮影:神埼寧

作成者: 神埼 寧

愛知県生まれ、神奈川県在住。高校を卒業後、観光バスガイドとして5年間勤務する。その後退職し長年の夢だった"書く仕事"をするため、フリーライターの道を選ぶ。そんな神埼寧の自由ことば帳(ブログ)です。主に趣味のウォーキングや食べ歩き、旅行について書きます。

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